フレイルにご注意を

新型コロナウイルス感染の収束が見えない状態ですが、高齢者はコロナに感染します と重症化しやすく、死亡率も高いため自宅に閉じこもりがちになっております。自宅 にこもって体を動かさないでいると運動機能が衰えます。日本老年医学会では高齢者 には「健康」と「要介護」の中間に「虚弱状態」の段階があると考え、その状態を 「フレイル」と呼んでおります。この状態を放置しますと、身体機能の低下による転 倒や認知機能障害をきたし、「要介護」に進展すると考えられます。コロナの感染を 過度に恐れるあまり、外出を控えて自宅に閉じこもって体を動かさないことは避け、 生活様式の改善、適度な運動などにより「要介護」への移行を避けることができると されております。

フレイルの進行を予防するためには

動かない時間を減らしましょう。
1) 座っている時間を減らしましょう(テレビを見ている時でも足を動かすなど  )。
2) 日の当たるところで散歩くらいの運動を心がけましょう。

しっかり食べて栄養をつけ、バランスの良い食事を
 高齢者は肉や魚などたんぱく質をしっかりとることが大切です。

口腔内を清潔に保ちましょう。しっかりかんで、できれば毎日おしゃべりを。

家族や友人との支え合いが大切です。
 高齢者は人との交流がとても大切です。外出しにくい状況こそ家族や友人が支え 合い交流しましょう。孤独を防ぐことが大切です。